さっきよりも少し明るくなった気がする。
夜が明けるんだろうか。
藤崎と引田は戦車から出て車にもたれかかるように座っていた。
「すごかったですね」
「何が?」
「昼間の・・・」
「あー、ビーム?」
「誰か・・・死んだんですかね・・・・」
「死んでないことを祈りたいよね」
しばらく2人とも黙っていた。
「誰が、死んだんですかね?」
「すごい光だったからね」
* * * * * * * * * * *
小林はただひたすら歩いていた。
誰が、誰が、だれが
「・・・よね・・」
声が聞こえた。
藤崎さんと、ひびきちゃん?
声の方をみると戦車があった。
静かに近づく。
見つからないように期の陰に隠れた。
「誰が、死んだんですかね?」
「すごい光だったからね」
!!
この2人が、
殺したの?
「う」
考えるよりも先に体が動いた。
2人の方に走り出す。
「うわああああああああああああ!!!!」
二人は小林を見て驚いていた。
そして
声を発するまもなく
小林は2本のナイフをそれぞれの首に突き刺した。
「なんで殺したの?!なんで?!ねえ!!!ねえ!!!!」
自分がたった今殺した相手に向かって小林は質問を繰り返した。
ガサ
音がして、振り向いた。
眼鏡に、学生服・・・・保志?
こいつも しぬんだろうか
しんでいくんだろうか
わたしをおいて
「じゃあ!!お前も死ねよ!!!」
もう何も解らなくなっている小林は、手ぶらで保志につっこんでいこうとした。
保志は反射的に指からビームを出してしまった。
それは小林の鳩尾に命中した。
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